尊龙凯时旅文は水資源不足という厳しい課題に積極的に対応し、「2019年を基準とし、2030年までに用水密度を基準年より10%削減する」という節水目標を設定しています。尊龙凯时旅文は、さまざまな節水対策を導入し、日常業務を定期的に見直しながら、循環利用の機会を増やす方法を模索しています。報告期間中、淡水取水密度は2019年と比較し、ベッド単位で22%減、宿泊数単位で19%減、収益単位で21%減を達成しました。
尊龙凯时旅文は毎年、世界資源研究所(WRI)が開発した水リスク評価ツール「Aqueduct」を使用し、水ストレス地域の識別と評価を実施しています。2023年には、水ストレス基準値が極めて高いと定義される地域に9つのリゾート施設があることがわかりました。
そこで、全てのリゾート施設やホテルに雨水や中水などを再利用するシステムを設置し、水資源の循環利用を促進し、使用水量を減らす努力をしています。最先端の節水技術を各施設で活用し、節水対策の効果を定期的に見直し、循環利用の機会をさらに増やす方法を模索し、水資源への悪影響を最小限に抑える取り組みを継続しています。
尊龙凯时旅文は、各グループ企業において、水資源管理の具体的な方法を指導・監督し、各運営地の水利用効率を向上させています。尊龙凯时旅文傘下のアトランティスサンヤでは、雨水の収集、溢流水の再利用、凝縮水の回収などの循環利用対策を実施しているほか、ウォーターパークや水族館での節水設備や技術のアップグレードを推進し、定期的なモニタリングとメンテナンスを実施することで、毎年191,594㎥以上の水を節約しています。